8月13日(木) 第10日目 晴れ
アムステルダム、キンデルダイク(宿泊はアムステルダム)
「19基ならんだ世界遺産の風車群」
05:50(ベルギー・ブリュッセルのユースホステル)起床。今日もバイブレーター付きの腕時計の振動で目を覚ます。同室のバックパッカーを起こさないように部屋を出る。基本的に寝るときのための服は用意していないので、起きて1分で部屋を出れるのだ。ほとんど消防隊員みたいな生活かも。しかし、ここでハプニング。ユースホステルの正面玄関のドアが開かないのだ。内側からもカギがかかっていて、外出できないようになっている。このままでは6:40発オランダ・アムステルダム行きの列車に間に合わない。レセプションがオープンする7:00までは待てない。
06:15ドアが開かなくて困っていると、ほかのバックパッカーがロビーにきた。彼に聞くと裏口を教えてくれた。おかげでなんとか脱出成功。ブリュッセル南駅に向かう。
06:30ブリュッセル南駅に到着。朝食用にクロワッサンとドーナツとオレンジジュースを買う。約500円。ちょっと高い気がする。それにしても喉の調子はまだ良くなく、声はまったくでない。クロワッサン一つ買うのもかなりの苦労だ。いったいこの喉はいつ良くなるのだろうか?
06:40ブリュッセル南駅よりアムステルダムAmsterdam行き列車出発。おなかが空いているので車窓を眺めながらクロワッサンとドーナツを食べる。ちょうど日が昇ってきて、窓からの景色が美しい。
09:50オランダ・アムステルダム駅に到着。アムステルダム駅は東京駅のモデルとなった駅。そのためか、初めての場所なのにちょっと懐かしい感じがする。ユースホステルのレセプションが10:00に閉まるらしいので、20kg近いバックパックを背負ったままダッシュする。周りの人にジロジロみられる。日本人だけでなくアジア系の人は見あたらない。
10:05ユースホステルに到着。レセプションは辛うじて開いていた。ベッドは空いているかと聞くと、30分くらい待ってくれと言われる。Waiting Listに名前を書いて、カフェテリアで待つ。ここで日本人の沢田さんと知り合う。1週間の有給休暇をいっぱいいっぱい使ってオランダにきたツワモノだ。
10:30レセプションの人に呼ばれる。なんとかベッドが確保できたらしい。さっそくチェックインをして、荷物をユースに預けて外に出る。先ほど知り合った沢田さんと一緒にキンデルダイクKinderdijkに向かうことにした。キンデルダイクはアムステルダムからはかなり離れている。
11:20アムステルダム駅からロッテルダムRotterdam行きの列車に乗る。オランダの列車はかなりきれいな2階建て車両で快適だ。車窓からの風景は田園風景をイメージしていた。しかし実際はフィリップス、ソニー、日産、IBM、テクトロニクスをはじめた多数の工場が立ち並ぶ工業国だ。以外かもしれないが人口密度は日本より高いのである。ヨーロッパでも異色といえる風景だった。
13:00ロッテルダム駅に到着。ここから地下鉄とバスを乗り継いでさらに20km東も離れたキンデルダイクに向かう。ロッテルダムからキンデルダイクまでは地下鉄20分+バス60分かかる。地下鉄Zuidplein駅から乗るこのNo.154バスは1時間に1便しかないので注意したほうがいい。バスに乗ると徐々に風景はイメージしていた田園風景が広がり始める。
14:00キンデルダイクに到着。かつてはオランダ国内に1万基の風車が干拓・産業用に活躍していたが、電気や石油燃料を利用した機械の出現によって風車の数は激減し、現在は1000基以下しか残っていない貴重なものとなってしまった。そのためオランダでは保存協会をつくり、風車の現状維持につめている。このキンデルダイクには19基もの風車が並ぶオランダらしい風景が満喫できる。19基のうち1基は毎日稼動していてブンブン風を切りながら回っている。風車の中に入ると、かつて風車そのものが個人の家であったことが理解できる。風車のなかはミシミシと歯車が音を立てて回っている。
15:00キンデルダイクを出発、アムステルダムに向かう。車窓を眺めながらクロワッサンを食べる。ロッテルダム・アムステルダム間はやはり工場が多い。ハイテク系企業のビルや工場が目に付く。
17:40アムステルダム駅に到着。あさっての夜の寝台を予約しようとするが、窓口は異常とも言えるほど込んでいる。窓口でチケットを受け取り順番を待つ方式だが、1時間たっても自分の番がこない。窓口は10くらいあるのだが、客一人当たり5分以上かかっているので非常に効率が悪い。まだ待ち時間は長そうなので明日の朝に出なおすることに決めた。
18:40アムステルダム駅から歩いてアンネフランクの家へ向かう。アムスの町並みは実際に歩いてみると分かるが、小運河が放射線状になっているので、一本道を間違うと、自分の歩いている位置がわからなくなってしまう巨大な迷路のようだ。また町並みが非常に似ているので地図とコンパスなしであるく時は少し気を付けたほうがいいです。
19:00アンネフランクの家に到着。「地球の歩き方」では19:00までと書いてあったが、現地に行くと21:00まで開いていた。ここは世界中に知られている「アンネの日記」の舞台となったところだ。1944年アウシュビッツに送られるまでの2年間、アンネとその家族が隠れ住んでいた家である。表の家とアンネが隠れ住む裏の家をつなぐドアとなる回転式本棚がなんとも悲しい。アンネとその家族の様子が非常によくわかる。アムステルダムを訪れるなら必ず見ていって欲しいところだ。
20:30今日一日一緒だった沢田さんとオープンテラスのイタリアンレストランで食事。生ビールがうまい。やっぱりここでは本場のハイネケン。ピザもうまい。となりのテーブルで一人で食事をしていたオーストラリア人のおじさんと仲良くなる。すごくいい人で話が面白い。
21:30コーヒーショップでお茶をする。コーヒーショップといってもオランダはドラッグ合法の国。コーヒーショップはドラッグショップの意味でもある。だからコーヒーショップに「エクスタシー」とか「ハイタイム」「トリップ」といった店名が目に付く。店に入るとまわりの若者はみんな目がトロンとしていてラリっている。コーヒーショップのメニューを見ると紅茶やジュースと並んで何種類もの「ハッパ」が並んでいて、産地別に分類されている。巻きタバコのように吸う人もいれば、大きな筒を使ってケムリを吸っている人もいる。ちょっと別世界を覗いてしまったようだ。
22:30ユースホステルに戻り、シャワーを浴びて、すぐに寝る。
| 宿泊費 | 2000円 |
食費 | 2000円 |
交通費 | 1000円 |
観光費 | 1000円 |
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