
03:00起床。そもそも緊張していてあまり眠れなかったが、自分のアラームが鳴る前から、他のクライマーのアラームが一斉に鳴ったため、それによって目が完全に覚めた。幸い、昨夜感じていた高山病の初期症状は自然と回復しており、改めて登る決心をし、ハーネスを付け、朝食に向けスタンバイ。
03:30朝食。運ばれてくるパンにクライマーが一斉に飛びつき食べ始める。パンと紅茶だけ。写真を撮る余裕すらない。
03:45まだ食べている途中だが、山岳ガイドから「すぐに上るぞ!」と言われ、パンは2切れ食べただけで出発。真っ暗な中、ヘッドランプを付け、上っていく。しかし、筋肉疲労が溜まっており、ペースがすぐに下がってしまう。また、幅10cm程度の岩場をトラバースしていったり、ほぼ垂直に近い岩場を登っていくが、徐々に腕がパンプする。かなり辛い。
05:30徐々に明るくなり始める。このころの空が最も美しく、全身の疲れもしばらく忘れさせてくれる。
06:00ちょうど中間地点あたり。ひたすら岩を登っていく。
06:30写真は、比較的緩やかな場所。といってもバランスを崩すことは許されない。
06:50このあたりからアイゼンを装着。雪が積もっているところは、特に集中するため、疲れる。山頂までラスト20分のところで一番の山場。固定ロープで、垂直20mの壁を登っていくのだが、ロープは滑るし、下からは別のクライマーが登ってくる緊張の連続。写真はあまりの辛さに休んでいる場面。休むといっても座れる場所はなく、なんとか岩に体をもたれる程度。
07:50ついに登頂成功。非常に強い達成感と目標到達感。強い日差しと冷たい風で目を痛めてしまい、思うように開かないその目を見開くと、ヨーロッパ最高峰4807mのモンブランが美しくそびえるのが見える。
08:00山頂に居られたのはわずか10分程度ですぐに下山開始。マッターホルンの下山は、登り以上にきつい。すでに体力と精神力の多くを使い果たしており、集中力が切れ始めているだけでなく、登山中のクライマーとのすれ違いも多い。登山の事故の多くが下山中というが、身を持ってそれを感じる。山岳ガイドも私を気遣ってか、登りより休憩を多くとってくれた。
12:30無事、ヘルンリ小屋に到着し、下山完了。気づくと指や手のひらは数えると20箇所切っており、出血している。また、パンツはヒザやスネなど数個所切れていて、さらに足そのものも5箇所ほど切っていた。その後、ヘルンリ小屋で山岳ガイドと一緒に昼食。トマトソースのパスタ。お腹は空いているはずなのに、ここの食事はやはり口に合わず、半分残す。16スイスフラン(1600円)。その後、しばらくヘルンリ小屋でのんびりする。
14:15ヘルンリ小屋を出発。筋肉の疲労感がひどく、下山といえどもペースを上げられない。翌日登頂のクライマーとすれ違う。
16:10ユースホステルに戻り、荷物を整理し、その後、登山靴からトレッキングシューズに履き替え、ツェルマットの町を散歩する。
18:30ユースホステルに再び戻り、シャワーを浴びた後、夕食。食欲は完全回復しており、満腹になるまで食べる。本当は登頂記念にビールを飲みたかったが、風邪をひいてしまったため、控えることにした。
21:00疲れているため、早めに寝る。この夜は本当によく眠れた。
つかったお金
| 宿代(夕食含む) | 45スイスフラン(4500円) |
| 移動費 | 0スイスフラン(0円) |
| 食費 | 22スイスフラン(0円) |
| 観光費 | 0スイスフラン(0円) |
| その他 | 1200スイスフラン(12万円) |
| 合計 | 1267スイスフラン(12万6700円) |